決算書を理解する!(2)

運営者

品川区の藁信博税理士事務所

住所:東京都品川区旗の台4丁目7番6号

電話:03-5749-4568

藁会計事務所のfacebookページは、こちら

TOPお問合せLINK

Copyright(C) Wara Kaikeijimusyo, All rights reserved.
当ホームページの記載、写真、イラスト等の無断掲載を禁じます

品川区、世田谷区、目黒区、大田区、渋谷区、川崎市の藁税理士事務所

wara に投稿

決算書の評価基準

たくさんの情報をお持ちであれば、その中から評価会社と同様な会社をいくつか見つけることができるかも知れません。もしこの方法が選択できれば簡単です。基準となる会社と細かく比較していけば良いのです。

業界に精通していれば、業界のことがある程度理解していると思われます。精通者の感覚が評価の基準となります。
しかし、かなり怪しいです。

残されたのは、その会社から決算書に書かれていない情報を得て、評価をするということです。

            

具体的な数字に置き直してみる

なぜ、決算書が理解しにくいのか。見てみればわかります。数字が並んでいるだけからです。数字だけを見てその会社を理解することは「本当に難しい?」、いや不可能と言えます。例えば、売上が10億円と損益計算書に書いてあったとします。そこから理解できることは、「売上が10億円である。」ということだけです。プロが見ても、初めて決算書を見た人も同じです。

もちろん売上が10億円あることが「わかった!」=「決算書を理解した。」ことにはなりません。

当期の売上が10億円、前期の売上が9億5千万円だとします。前期と比較して5千万円増えたのです。1年間で5%の増収があったということです。「すばらしい!」と評価することもできますが、「たった5%!」と残念な評価をすることもできます。

プロは決算の数値を具体的な数字に置き直して考えています。

具体的に考えるということは分解して考えるということです。売上は「数量×単価」と考えることができます。

田中商事の例

創業40年の会社である「株式会社田中商事」はA商品、B商品、C商品、D商品の4つの商品を扱っています。

  • A商品は最も古い商品で単価が1,000円で粗利が30%です。市場に普及している商品で業界関係者なら誰もが知っている商品です。
  • B商品が単価が15,000円で粗利が10%です。A商品を高品質化した商品です。高品質を求めるユーザーに支持されています。
  • C商品はA商品の代替商品として開発したもので単価が950円で粗利が24%です。競業者の低価格戦略に対応するために開発された商品です。
  • D商品は異なる顧客向けに開発した商品で単価が10,000円で粗利が25%です。当社が取り扱ってきた商品を異なる業界向けにカスタマイズした戦略商品です。

この会社について具体的な数字を見ていくこととします。

 

売上の推移を見る限りでは、21年度の売上を最高に平成23年度は前年比約1.6%増加です。5年前に比べれば1億2千万円の伸びですから12.3%の伸びとなり、5年間の平均が2.46%の売上の伸びとなりよく頑張っている企業だといえます。