株式投資の伝統的二大流派②~皆がそっちって言うなら僕もそっちで...~

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2.砂上の楼閣理論


  対してこの理論は、逆に、心理的要素、群衆心理現象を重視しています。

  砂上の楼閣とは、『見かけはりっぱであるが、基礎がしっかりしていないために長く維持できない物事のたとえ。』(大辞泉より)の意です。

  例えば、個人投資家が初めて株を購入しようとするとします。どの株を買おうかと考えるとき、大多数の人は、皆が知っている企業で、この先潰れなさそうで、近頃において利益を出し配当を行っている、堅実な企業を選ぶのではないでしょうか。この大多数の人がするであろう判断が「砂上の楼閣」となります。大多数の人が買うであろう株式を、大多数の人と同じタイミングで買っては、その堅実な配当を大多数の人々で分け合うことにしかならず、大きな利益とはなりません。
 

  そこで、他の人がまだ気づかないうちに、株価が上がりそうだ!と読み、安い額で購入してしまうことにより利益を得ようとするのがこの考え方です。
 

  著名な経済学者で、投資家としても大成功をしたケインズがこの理論を唱えていますが、彼は企業の将来の収益見通しや配当がどうなるか(すなわち、ファンダメンタル(本質)価値)は、誰にも正確にはわからないため、ほとんどの投資家はそんな予測なんかしようとはせずに、他の投資家よりほんの少し早く、株価水準の変化を予測しようとすると主張します。

  実務上でも、優れた投資家はどのような市場の状況が大衆の砂上の楼閣づくりを引き起こすかを探り当て、一般投資家が気づく前に投資することでゲームに勝とうとするのです。

  現に、1990年代末に膨れ上がったインターネット・ハイテク・バブルは、このような群集心理現象として見ない限り説明がつかないとも言われています。