株式投資の伝統的二大流派①~食パンの価値~

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投資とは、上場株にしろ、小麦の先物取引にしろ、将来を予測する賭けです。
伝統的に、投資業界のプロたちはその賭けに勝つためのよりどころとして「ファンダメンタル価値理論」と「砂上の楼閣(さじょうのろうかく)」理論のいずれかのアプローチを用いてきました。今回はこのふたつのアプローチの簡単な紹介です。
(way to the top 2011.8より)

1.ファンダメンタル価値理論
 

 例えば、皆さんは食パン1斤を、いくらだったら買いますか?

  それはどこのお店のものかにもよるし、どこの小麦で作っているのかにもよるし、はたまた小麦が取れる国と、輸入しかできない国によっても変わるだろうし、もしかしたらどこかの国では宗教的な食パンの重要性があってものすごく高価かもしれません。
 

  この理論は、食パンでも、株式でも、珍しいダイヤモンドでも、資産には「ファンダメンタル(本質)価値」と呼ばれる絶対的な価値があると考えます。

  日本で食パン1斤を買うなら、その「ファンダメンタル(本質)価値」は、今の小麦の仕入価格と、職人の作業賃や配送費などに、パン工場の家賃や光熱費なんかを作ったパンの数で分けていき、最後にパン屋の適正な利益を上乗せして算出できそうです。
 

  この「ファンダメンタル(本質)価値」と、現在の市場価格を比較し、「ファンダメンタル(本質)価値」が資産の市場価格を上回れば購入し、下回れば売却するチャンスと捉えます。

  食パン1斤の「ファンダメンタル(本質)価値」が、500円のとき、250円で売っていればお得と思い購入するし、1000円で売ってほしいと言われたら売ろうかなとも思います。
 

  この考えは非常にシンプルですよね。
 

 これを株式に当てはめてみると、この「ファンダメンタル(本質)価値」は、将来その企業がどのくらいの配当を支払うかにより決定されます。会社はこの先も存続していくものですから、将来の配当の増加率が大きければ大きいほど(会社が成長していくとういことですね。)、株式の「ファンダメンタル(本質)価値」は高くなっていきます。この「ファンダメンタル(本質)価値」と、株価を比較し買うのか売るのかを見極めます。言葉は専門用語になりましたが、これもやはりシンプルな考え方です。

  しかし、果たして「ファンダメンタル(本質)価値」は正しく算定できるのでしょうか?個人的には未来がない(食べて終わり)の食パンでさえ間違いなく出せるのか疑問です。その上、未来がある会社の価値となると、配当の長期的な成長率に加え、どのくらいの期間、平均を上回る高成長が維持できるかを正確に予測する必要があります。そんな正確な予測が人間にできるでしょうか。
 

  そのため、結局、この考えはいたって理論的ではありますが、現実的ではありません。