借地権 ② 

運営者

品川区の藁信博税理士事務所

住所:東京都品川区旗の台4丁目7番6号

電話:03-5749-4568

藁会計事務所のfacebookページは、こちら

TOPお問合せLINK

Copyright(C) Wara Kaikeijimusyo, All rights reserved.
当ホームページの記載、写真、イラスト等の無断掲載を禁じます

品川区、世田谷区、目黒区、大田区、渋谷区、川崎市の藁税理士事務所

umeda に投稿

地主さんには子供がいます。先日この子供がマイホームを欲しがっていることを聞きました。そこで地主さんはマイホームを建てるための土地として自分の余っている土地をただで貸してあげることを提案しました。子供にしてみればラッキーな話です。場所は選べませんでしたが土地代が浮きました。さっそくこの土地にマイホームを建設することに決めました。
このように親子間では金銭のやりとりをせずに土地の賃借が行われることがよくあります。このような取引を使用貸借といいます。それでは使用貸借はどのように取り扱われるのでしょうか?

使用貸借は、親子間や親族間で権利金の授受をせず、地代も無償で賃借するわけですので借地法の適用はありません。したがいまして基本的には借地権の概念も発生しません。契約期間が満了すれば土地を返還することになります。
また、借地人が死亡すれば民法では使用貸借における契約はその借地人の死亡の日をもって終了するとしています。つまり使用貸借の権利は相続人には相続されないということです。したがって、借地人の相続財産の評価には、この使用貸借をしていた土地の評価は0円若しくは含めないということになります。

使用貸借は金銭の授受を伴わない取引のことを言います。ですが、親子間で毎月地代を支払っているというのをよく耳にします。たとえば権利金は払わないが毎月適正な地代を支払っている場合。これは最悪なパターンです。この場合は地代として金銭のやりとりがありますので使用貸借には該当しません。さらには権利金を払っていませんので権利金相当額の贈与があったものとみなされてしまいます。

この場合の解決策としては、適正な地代を支払うからいけないのです。思い切って地代を0円にするか、0円では心苦しいという人はその土地の固定資産税以下の金額を上限として地代を支払えばいいのです。そうすれば使用貸借取引に該当しますので相続税評価額は0円、権利金の贈与はなかったものとして取り扱われます。

相当の地代(その土地の相続税評価額の6%の金額)を最低価額として地代を支払う方法もあります。この場合には使用貸借は認められませんが、相当の地代を支払っていますので権利金と借地権の贈与は発生しないことになります。

親子間の土地の賃借でも取扱いを間違えれば思わぬ税金が発生します。注意しましょう。