国税庁より平成22事務年度(平成22年7月から平成23年6月まで)の所得税の調査の状況について発表がありました。
行政からの発表は、特に注意して見る必要があります。
例えば、この発表をなにも考えず受け入れると、調査の合計数が69万4千件で、申告漏れがあったのが45万6千件あったと公表しています。65.70%が黒(嫌な言い方ですが・・。)で、脱税額がなんと6,013億円あった!と考えるわけです。
興味の無い人から見れば、「何という悪い奴らだ、国民というのは、ほっとくと悪いことばかりしている。」と解釈する人もいるのではないでしょうか?
でも、実際は、平成22年3月に提出された確定申告書が591万4千件あります。悪いことをするのが45万6千件しかいない!というつもりわありませんが、黒だったのが7.71%しかないということも言えます。むしろまじめで、健全であるといえます。
参考までに、脱税ベスト10は!(カッコ内は、前年順位)
1 風俗業(2)
2 廃棄物処理(4)
3 プログラマー(8)
4 くず金卸売業(3)
5 情報サービス業(6)
6 人材派遣業(12)
7 溶接業(-)
8 不動産代理仲介業(11)
9 バー(10)
10 特定貨物自動車運送(15)
前年1位のキャパレーは、10位外に消えました!